第2世代バイオ燃料に係る「バイオマス資源利用可能性調査事業」の事業概要についてご紹介します。

 
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事業紹介

事業概要

概要

九州地域内において7市町村を対象とした、自生・プランテーションにおける第2世代バイオ燃料原料の生産可能量を市町村の協力を頂き調査します。

調査対象バイオマスは九州地域及び調査対象市町村の気象条件、バイオマスの自生状況等から選定した第2世代バイオ燃料原料の生産可能量を調査します。

これらの結果により、変換バイオ燃料量、課題と方策、及び事業化モデルの検証を実施します。

 

調査目的

食料自給率の低い我が国において国産バイオ燃料の生産拡大を図るためには、食料供給と両立するバイオマス資源の地域ごとの賦存状況や利用可能性を把握し、原料の安定供給とバイオ燃料の安定的かつ継続的な生産及び需要先の確保を図ることが必要です。

現在、政策目標として「セルロース系原料等を活用した国産バイオ燃料の大幅な生産拡大(2030年頃に600万キロリットル)」を掲げ、推進しています。

国産バイオ燃料の大幅な生産拡大に向けた工程表

そこで今年度、「新たなバイオマス資源の確保に向けた農林水産物の利用可能性調査」として、地域に賦存するヤナギ、海藻類、カヤ等の第2世代バイオ燃料の原料として地域の特性に応じた農林水産物の生産、利用可能性について、実地調査を実施します。
バイオマス資源利用可能調査事業

 

九州地域調査対象候補第2世代バイオ燃料原料

第2世代バイオ燃料原料
全国共通調査対象 九州地域調査対象 分類
アシ・カヤ・ススキ
  • アシ
    アシ
  • カヤ
    カヤ
  • ススキ
    ススキ
  • エリアンサス
    エリアンサス
草本セルロース系
ヤナギ
  • アカギ
    アカギ
  • カシ類(カシ・シイ・コナラ・クヌギ)
    カシ類(カシ・シイ・コナラ・クヌギ)
  • アカシア
    アカシア
木本セルロース系
ナタネ・ヒマワリ
  • ナタネ
    ナタネ
  • ヒマワリ
    ヒマワリ
  • ツバキ(油)
    ツバキ(油)
エステル系
海藻類・微細藻類
  • 海藻類(アオサ等)
    海藻類(アオサ等)
  • 微細藻類
    微細藻類(油産生)
海藻類
  • ソルガム(全草)
    ソルガム(全草)
飼料作物等


※バイオマス資源利用可能性調査事業の調査対象市町村とバイオマスが決定いたしました。
調査対象市町村 バイオマス

 

九州地域バイオ燃料利用推進委員会

[構成] 調査の実施に当たっては協議会の内部部会として「九州地域バイオ燃料利用推進委員会」(以下「委員会」という。)を設置する。委員会には九州地域において第2世代バイオマスの研究に取組んでいる研究機関・研究者に委員として参画いただき指導・助言を頂きます。

[担当] 調査は対象市町村の協力の下、委員会の指導・助言を踏まえ、株式会社TRES所属のバイオマスタウンアドバイザーが実施します。

 

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農林水産省
平成22年度地域におけるバイオマス資源利用可能性調査(九州地域調査事業)
平成22年度 九州バイオマス資源活用促進協議会