■事業概要

 

・ 概要

  九州は温暖な気候を生かした我が国最大の農業生産地域です。南部の農業生産地と北部の工業集積地が並在し、南北農工連携に取り組む産学官のネットワークがH19・H20年度事業を通じて確立されてきています。
  本事業においては、産学官のネットワークを最大限に活用した実地調査により、九州地域におけるバイオマスタウン構想策定市町村の増加と加速化を図ります。
またそれと同時に、九州全域の市町村・農林業者・消費者および産業界への広範なバイオマス利活用の普及に向けた意向調査により、地域のバイオマス利活用の底上げを図ることを目的としています。

・ 地域バイオマスの実地調査事業

[担当] (株)TRES技術員(バイオマスタウンアドバイザー)
[内容] 実地調査未実施市町村のバイオマス賦存量を調査するとともに、地域の重点調査対象バイオマスを決定し、利用可能量を調査することにより、バイオマスタウン構想(以下、タウン構想という。)策定の基礎資料となる報告書を作成する(新規18市町村程度)。
また、H19・20年度調査市町村のうち、タウン構想未策定59市町村を対象としたタウン構想策定に資する報告書を作成する(各県概ね1市町村の計7市町村程度)。

実地調査

・ 地域の国産バイオ燃料に関する意向調査事業

九州バイオマス発見活用協議会(以下、協議会という。)

[担当] H19・H20年度事業で設置・活動してきたメンバーを中心として構成し、研究機関・産業界・農林業団体からの新規入会を促進する。
[内容] 協議会は事業期間中3回程度開催し、協議会が主体となりバイオマス利活用に関する取り組みを行う地域関係者への情報発信及び意向調査を実施する。
また、全国会議へ参加し、全国及び各地の国産バイオ燃料に関する意向調査事業との連携を図る。

九州地域の国産バイオ燃料等に関する意向調査

[担当] 協議会・共催者・(株)TRES
[内容] バイオマスの利活用状況を踏まえ、原料供給者、燃料製造事業者、製品利用者等、地域のバイオマス関係者に対し、バイオ燃料等の利活用の推進に向けた地域説明会を各県概ね1回計7回程度の開催。
製造・利活用等に係る課題解決や推進に向けた意向を調査し、バイオ燃料等の利活用の底上げを図る。
また、調査の地域説明会会場アンケート・環境及びバイオマス関連事業への参加型アンケート・農家アンケート・HPを活用したアンケートやヒアリングについては、当該県におけるバイオマス関係者より選出した、現地協力者(県、JA中央会、市町村等)との連携により実施する。

意向調査

九州地域バイオ燃料利用推進委員会(以下、バイオ燃料推進委員会という。)

[担当] H20年度事業においてバイオ燃料推進委員会で活動してきたメンバーを中心として構成
[内容] 地域説明会資料「九州バイオ燃料製造マップ2009」と意向調査アンケートを作成する。
地域説明会においては、バイオ燃料推進委員会委員を説明者として起用する。
また、バイオマス利活用事業導入推進を図ることを目的とし、導入が進まない地域の課題分析と地域(市町村)への助言を行う。

 

 

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農林水産省
平成21年度地域における環境バイオマス総合対策調査(九州地域調査事業)
平成21年度 九州バイオマス発見活用協議会